宇都宮木鶏クラブ

人間力を高める月間雑誌「致知」の読後感層会を通し、「学び実践を深める会」です。

第272回例会

2018年07月01日

会場

宇都宮市東市民活動センター

特集テーマ

父と子

メイン発表者

豊岡浩一会員

宇都宮木鶏だより 通算第216号 30年6月例会の報告

第272回宇都宮木鶏クラブ例会は、6月1日(第1金)宇都宮市東市民活動センターに於いて参加者9名、致知読後感想発表リーダーは豊岡浩一会員。特集テーマは「父と子」あまりにもシンプルでわかりやすいテーマであると思い、父と子の感覚が自分の中に生まれてくるものかと楽しみに読んだ。孟子に父と子の間には、親しみこそが大事だというが、安岡正篤師の言葉で、愛だけでは人は育たない。愛とともに敬するを以って初めて人は人となり、成長する。こういう親しみをいうことなのかと考えさせられる。

教育勅語の中で、荒井桂氏は、父について、国を守るというような、父性的な原理が機能するような、国の柱となる父の有り方、家庭においては、父は一人の人間として、存在理由を我が子に示し、別の言い方をすれば、父性に独立性、社会性、積極性といった攻めの心を持たせ、母性との補完関係にあって人格は築かれていく。豊岡会員は、自分の父の思い出を、父の為されたことから、生涯の商売人であったが、子供のころ、自分を大事にしてくれたことに改めて感謝、父の作った牛乳屋を守り続けていきたいとまとめられた。父の偉大さ、有り難さなのだろう。自分の父の姿、父としての自分を改めて考え、父と子にあって、父の生き方、と自分を考えると、父の存在の偉大さを自分に置き換えていける父の存在なのでしょうね。

論語一章は、大貫祐一会員。

子曰く、君子は坦(たいら)かに蕩蕩(とうとう)たり。小人は長(とこしな)えに戚戚(せきせき)たり。

君子と小人の心の有りかたを問うている。君子は常に道理に循って、利害得失に心坦らか(垣根なく)であるのでゆったりしているが、小人は、心が利害得失にとらわれているから絶えず、憂え、痛むのである。

時に小人の心になりがちですが、心していきたいものです。

*琴線に響く言葉・鈴木良男会員

「人間が問題でなく、問題が問題である」

解釈は、何かの問題が生じた場合、その問題はその関わる人が問題ではなく、その問題自身が問題なのであるから、問題を外在化して、人から切り離し、問題そのものを物語化して、その問題とは何なのか、解きほぐし、乗り越えていく、問題が問題ではなくなり、解決の方向に向かっていくのではないだろうか。ということでしょうか。

次回に例題を持って示されることで、7月例会で報告されます、お楽しみに

事務局連絡・・次回 30年7月6日.(第1金). 会場 宇都宮市東市民活動センター・ 2F/研修室 読後感想 メイン発表五十嵐薫会員です。

論語一章手塚久雄です。琴線に響く言葉発表者は、鈴木良男会員です。

平成30年度.1/19.㈮第23回総会・新年会・ホテル東日本宇都宮・4F.6:30~21:00

出欠回答は是非、総会の成立の為、欠席者は委任状を、新年会は、料理依頼の確認の為

$「論語に学び実践する会」第12回は7月15日(日).13:00から14:30・懇談会で15:00.迄可。東市民活動センター ・5月からは、自己の論語一章、希望される方は、発表の機会があります。レジュメは作らず、配布せず、素読して、解釈と自己とを結び付けてください。10分から12分です。・前日までに網でてください。


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