宇都宮木鶏クラブ

人間力を高める月間雑誌「致知」の読後感層会を通し、「学び実践を深める会」です。

自己は如何にあるか論語抄

2018年05月07日

人に対して自己は如何にあるか。

孔子は 論語に、何を伝えたかったのでしょうか

学而第一

○人知らずして慍みず、亦、君子ならずや、

○子曰わく、巧言令色鮮なし仁

○子曰わく、人己のことの知らざるを患えず、

人を知らざるを患うるなり。

八佾第三

○子曰わく、人にして仁ならずんば、禮を如何にせん。

人にして仁ならずんば、樂を如何にせん。

憲問第十四

○子曰わく、人己のことの知らざるを患えず、

其の不能を患うるなり。 学而第一、衛霊公第十五

衛霊公第十五

○子曰く、君子は諸を己に求む、小人は諸を人に求む。

○子貢問うて曰く、一言にして以て身を終うるまでこれを

行うべき者有りや、子曰く、其れ恕か。己の欲せざる所、

人に施すこと勿れ。、

子路第十三

○子曰わく剛毅木訥仁に近し

顔淵第十二

○曽子曰く、君子は文を以て友を會し、友を以て仁を輔く。

公治長第五

○子曰く、老者には安んぜられ、朋友には信ぜられ、小者には懐かしまれん。

尭日第二十    子曰く、命、君子、禮、立つ

○子曰く、命を知らざれば以て、君子無きなり、礼を

知らざれば以て、立つこと無きなり、言を知らざれば

以て、人を知ること無きなり

学而第一

子曰、人不ㇾ知而不慍、不二亦君子一乎。

子曰、巧言令色、鮮矣仁。

子曰、不ㇾ患三人之不二己知一。

患ㇾ不ㇾ知ㇾ人也。

八佾第三

子曰、人而不ㇾ仁、如ㇾ禮何。

人而不ㇾ仁如ㇾ楽何。

憲問第十四

子曰、不ㇾ患三人之不二己知一。

患二其不一ㇾ能也。

衛霊公第十五

子曰、君子求二諸己一。小人求二諸人一。

子貢問曰、有下一言、而可二以終身行ㇾ一

之者上乎。

子曰、其恕乎。己所不ㇾ欲、勿ㇾ施二於人一。

子路第十三

子曰、剛毅木訥近ㇾ仁

顔淵第十二

曾子曰、君子以ㇾ文會ㇾ友、以ㇾ友輔ㇾ仁

公治長第五

子曰、老者安ㇾ之、朋友信ㇾ之、少者懐ㇾ之

尭日第二十

子曰、不ㇾ知命、無三以爲二君子一也。不ㇾ知

禮、無二以立一也。不ㇾ知言、無二以知ㇾ人也

学而第一

○人知らずして慍みず、亦、君子ならずや、

○子曰わく、巧言令色鮮なし仁

○子曰わく、人己のことの知らざるを患えず、

人を知らざるを患うるなり。

八佾第三

○子曰わく、人にして仁ならずんば、禮を如何にせん。

人にして仁ならずんば、樂を如何にせん。

おもいやりのかけらもない、うわべだけの礼が適っていたとしても、そんなものが何になる。愛情のかけらもないものが、技巧だけで音楽を奏でていても、そんなものが何になる。仁ならずんば、とは、相手へのおもいやり、愛情のないものが、心にないものが、やることは虚にすぎぬ。相手への心を込めることとは何なのかを問う。

憲問第十四

○子曰わく、人己のことの知らざるを患えず、

其の不能を患うるなり。 学而第一、里仁第四、衛霊公第十五

衛霊公第十五

○子曰く、君子は諸を己に求む、小人は諸を人に求む。

○子貢問うて曰く、一言にして以て身を終うるまでこれを

行うべき者有りや、子曰く、其れ恕か。己の欲せざる所、

人に施すこと勿れ。、

子路第十三

○子曰わく剛毅木訥仁に近し

顔淵第十二

○曽子曰く、君子は文を以て友を會し、友を以て仁を輔く。

公治長第五

長文です。前文に、孔子が、弟子、顔淵と子路に、お前たちの志は何かと聞いた。友人に貸したものがボロボロになって返されても、惜しいとは思わない。としたさっぱりとした人間になりたいと答えた。顔淵は、善いことをしても誇ることなく、骨折り仕事を、人に押し付けない。ほのぼのとした人間になりたい。といい、子路は、先生の志を押しええくださいと問うと、次の句を述べたということ。

○子曰く、老者には安んぜられ、朋友には信ぜられ、小者には懐かしまれん。

孔子は、その志について、「老人が安心して暮らせる、友達同士が信じ合い、若者たちが打ち解け合える世の中にしたいものだ」と答えた。

尭日第二十  子曰く、命、君子、禮、立つ。言、人知る

○子曰く、命を知らざれば以て、君子無きなり、

礼を知らざれば以て、立つこと無きなり、

言を知らざれば以て、人を知ること無きなり

字句の解説

慍みず、  、心につかえる。怒る、うらむ、憤慨する、不満、

巧言令色  巧みな、飾り、世辞、こびへつらい、おべっか心にない

患えず、 嫌に思う、苦しむ、不満、心痛める

樂 ・・・・象形、手にもつ鈴がもと、柄のある鈴、舞楽に使い、神楽しませる。喜ばせる。鈴(数個)の音を用いて、音楽とした、額とは音を以って楽しむということがはじまり。

剛毅木訥 ・芯がしっかりして、辛抱強く、素朴で口数少ないもの、必ずしも仁とは言えないが、それに近い、

輔く …力を添える。導く、支える。

懐かし・・・そばについていたい、親しみが持てる、心惹かれる、しっくりいく、優しい感じ、いとしい、良き心の思い出にも似たり、

恕・・・・ゆるすと訳す。思いやる、忠恕、仁恕、寛恕おもいやりの深い、広い心で許す、、宥恕、許しとがめない、

置き文字

矣・・上の言葉を強める

乎・・強める、例えば、断乎(断固)

○子曰わく、人己のことの知らざるを患えず、

其の不能を患うるなり。学而第一・・憲悶第十四

○人知らずして慍みず、亦、君子ならずや、学而第一

○子曰わく、人己のことの知らざるを患えず、

人を知らざるを患うるなり。学而第一

○言を知らざれば以て、人を知ること無きなり。尭日第二十

○人にして信無くんば、その可なるを知らざるなり。為政第二

○人未だ自らいたす者有らざるなり。必ずや親の喪か.衛霊公第十五

○君子は、君子は、和して同ぜず、小人は、同じて和せず。

子曰く、君子は諸を己に求む、小人は諸を人に求む。衛霊公第十五

○子貢問うて曰く、一言にして以て身を終うるまでこれを

行うべき者有りや、子曰く、其れ恕か。己の欲せざる所、

人に施すこと勿れ。衛霊公第十五

○子曰く、君子は能無きを病う。人の己を知らざるを病えず。


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