人間力を高める月間雑誌「致知」の読後感層会を通し、「学び実践を深める会」です。
Peace & Happiness Through Prosperity
松下幸之助翁創設のPHP研究所スピリット
さらに、その奥の真意に、翁は心と金と健康のトライアングルになる豊かさのバランスがないと、安定する平和と幸福とはいえないと言っている。金はどうかという現実的な言葉を残している。
まさに現実的であるが、さらに現実を見ると、心の貧しさとは何だろうか。生き方、考え方、物の見方、捉え方が他人とずれるほど低いのである。我が儘、自己中心で、人間関係はよくないことになる。孤独な状態である。心の良し悪しは、人間関係の良し悪しがもらせてくれる。純粋倫理の学びを実践すればそのすべてを解決できる。
金というのは、物であるが具体的には金銭、資金なのである。お金は幸不幸を左右する。大金がすべてではないという人は、さほどお金に困っていない。生活も子育ても,医療も、近代生活も、世の中、金次第。事業はまさにその典型。金は、すべてを活かす。土台である。信用も協調も貢献も安心も、金が土台にある。金は使わないに限る。貯まる。
もうひとつの土台、健康、当たり前である。病気になって、ありがたみが解ってからでは遅い。何よりも原動力である。だから、不幸とは、心貧しく、独りぼっちの人生、負の財産、借財に埋もれ、病気で病院通い、入退院の繰り返し、ここから幸福なんて、精神コントロールでもされない限り救われまい。健体康心は、重要であることに気付く。
人生は、頭が水面までか、沈むか、浮くかの現実。ここで決まる。
心豊かとはどうすれば、物、金の豊かとはどうすれば、健康であるということはどうすれば、(人間の根源的欲求)満たされる事になるんだろうか。すべて、自分の力、掌の中にある力。心がけに答えがある。
純粋倫理を学べ。深く、高く、広く、学べ。体で納得するまで。
体で覚える。脳ではなく、体が知っていることになる。
学びと同時に、その学びを試す。躬行実践である。実践は聞いたこと、知ったことを即行うこと、純粋倫理の説く、真理、真の考え、実践の後、あふれる涙と共に、解る。それが学び、納得する学びとなる。実践は、動けば結果が出る。結果が気付きを与えてくれる。さらに、純粋倫理が求める一の『すなお』の実践には、まだ見ぬ嶺の向うに、息を切らして、続け、続けていく。頂上が見えてくる。息も平らになる。それが当たり前習慣となる。実践のさらにその上の実践、さらに向上、人生神劇に。
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